「水Do!フォーラム2016 つながり ひろげる 脱使い捨てと水の域産域消」開催報告
更新日 2016.3.1日
2月25日(木)、東京国際フォーラムにて「水Do!フォーラム2016~つながり ひろげる 脱使い捨てと水の域産域消」を開催しました。
水ジャーナリスト橋本淳司さんは、基調講演で、地域による水道水飲用状況の違いなどをデータで示しながら、自分が飲む水の源とプロセスを知ることの大切さ、地域における水資源保全の意義、水道事業が置かれている状況等をわかりやすくお話くださいました。
各地の事例発表では、熊本から広域かつ多様な主体の連携で地下水保全に取り組んできた経験を、京都から大学生による水道水プロモーション活動の報告を、生駒市から脱使い捨てと地元の水道水の推進を両輪で進めている政策をお話いただき、世界で初めてペットボトル飲料水の販売をやめたオーストラリアの町のヒアリング報告が続きました。
水Do!ネットワークの2020年に向けた提言では、「会議で使い捨て容器入り飲料がない」、「街にオアシスがたくさんある」、「国立公園等はボトルフリー」な2020年をめざし、オリンピックをその一つの契機として活かそうと提案しました。
パネルディスカッションでは、人々の行動変化を起こすには、誰が何をどう伝えたら効果的なのか、組織内部間、異なるセクター、広域自治体等が効果的に「つながる」ための鍵は何か、それぞれの立場から発言しました。
休憩時間には、来場者にもグラスの水や湯呑のお茶でくつろいでいただき、お勧めの会議スタイルを提案しました。
今回のフォーラムは、各地から関心を持つ多くの市民、事業者、行政担当者等が集い、経験を共有する貴重な場となりました。この日の熱気を、全国に水Do!ムーブメントを広げていく基盤にしていきたいと思います。
※水Do!フォーラム2016 開催告知、プログラムはこちら