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「水Do!カフェVol.2 紅茶編~ティーカップに香る英国の紅茶文化」を開催しました(11/14)

更新日 2010.11.26日

11月14日、ブリティッシュ・カウンシルで、「水Do!カフェVol.2 紅茶編~ティーカップに香る英国の紅茶文化」を開催しました。

家庭や職場で日常的に、また週末に親しい友人と、紅茶とお菓子を囲む英国のティータイムは、人々の憩いの時間であり、社交の場です。
とっておきのティーカップをよく温め、熱々の紅茶を注ぐ。器にも淹れ方にもこだわる英国本場の紅茶文化とは?
本格紅茶とおいしいお菓子を楽しみながら、世界に先駆けた気候変動法の制定や、ペットボトルの削減など、英国の環境政策についても学びました。

◇紅茶のある英国のくらし
ゴードン・アランさん(British Council英語講師)
シャンタール・ヘンミさん(Britsh Councilアカデミックディレクター)

イギリス人の紅茶消費量は、一年間にひとり約2.5キロ。紅茶(Black tea)を飲む習慣は、生活に根づいています。
家庭はもちろん、職場などで物事が行きづまったときにも「Let’s have a cup of tea!」と、紅茶を飲むことで一息ついてリフレッシュするそうです。
malty(麦芽のような)、robust(しっかりした)、fragrant(香り高い)、refreshing(爽やかな)・・・など、紅茶の香りを表す表現や、ユーモラスな紅茶のCMも、紹介していただきました。

◇本場の紅茶の淹れ方デモンストレーション& ティータイム
続いて、本場英国のティータイムです。
紅茶の量は、ティースプーンで人数分に加えてポットのための1杯(one spoon for the pot)。
お湯が沸いたら、ポットをヤカンのところに持っていって、お湯を注ぐのが決まりだそうです。
しばらく待ってから温めておいたティーカップに注ぎ、今度はそこに冷たいミルクと好みで砂糖を入れ、いただきます。
テーブルごとに違う種類の紅茶を用意いただき、手づくりクッキーとともに味わいました。

◇英国の環境への取組みと水道水利用推進
瀬口亮子(FoE Japan)
英国は、特に気候変動問題に対して世界に先駆けた政策を進めています。
2008年には、世界で初めて、中長期にわたる温室効果ガスの大幅削減を国に義務づける「気候変動法」が成立しました。その成立には、FoE英国のキャンペーンが大きく寄与しました。
廃棄物の削減も、気候変動対策の一環として取り組まれており、全国の主要スーパーが環境省とレジ袋削減の協定を結び、70%削減をめざしています。
また、省庁では、ペットボトル飲料の調達を禁止しており、ロンドン市などでは、水飲み場の増設や水道水推進のキャンペーンが活発に行われています。

◇水Do!する5つの理由
吉田明子(FoE Japan)
最後に、水Do!(スイ・ドゥ)キャンペーンから、「水も地産地消」が地球にも人にもやさしい理由を紹介。アクションへの参加を呼びかけました。
お気に入りのカップで、ゆっくり紅茶を入れるのは、まさに水Do!です。

約30名が参加し、英国文化を感じながらすごした豊かなひとときでした。

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